
こんにちは。馬場菜摘です。
スーパーで菜の花やウドを目にするようになりました。
春がすぐそこまで来ている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今週も演奏会にお邪魔しました。
2/23(日)にやなか音楽ホールにて開催されました「おもかげ」。吉尾悠希さん(ホームページはこちら)と乗田晏妙さんによるDuoコンサートでした。吉尾さんは大学時代とてもとてもお世話になった先輩です。
プログラムの表紙をみて、楽器を手に大木の根元に座っている吉尾さんの姿をふと思い浮かべました。そう、チラシには吉尾さんがいたのですが、プログラムの表紙にはいないのです。
おもかげ:目先にないものが、いかにもあるように見える、そういう顔や姿や物のありさま。(広辞苑より)
ロベルト・シューマンのおもかげをテーマに据えた本演奏会はシューマンのみならず、学術的にも関連のあるプロコフィエフ/5つのメロディ Op.35bisや、奏者がシューマンの精神世界に思いを馳せ選曲した棚田文紀/ミステリアス・モーニングⅢも演奏されていました。シューマンの曲もどれも名曲。幻想小曲集Op.73、バッハ=シューマンのシャコンヌ、ヴァイオリンソナタ第2番Op.121。この重たい構成をやり切ってしまうのが、やっぱり怖いです。(聴き手は嬉しい)
文字びっしりのプログラムノートも、開演までの時間を過ごすのにちょうどよかったです。
ピアノをやっていた頃、とても大好きだったシューマン。彼の作品が見せてくれる美しい世界。ある時はとても幻想的で、ある時は妙にリアルで、ある時は精神の中に。少し童話の世界を感じたりもするのです。あ、これは、実はプロコフィエフもそうで。(ちなみにプロコフィエフは物語を書いていた時期があります。なんと日本語訳版もあり、買えます。)
シューマンはピアノの指は取り回しが少し難しいものが多いのですが、そんな音の構成だからこそあの情景をもたらしてくれるのかもしれません。
シューマンの作品群や情景にも思いを馳せつつ、私のやりたい曲や表現したいもののために自分が何を上達させたいのか、何の理解をより深めたいのか…、帰路に就く頃にはそのようなことをぐるぐると考えていたのでした。
とても素敵な演奏会でした。
春の足音がするとはいえ、まだまだ朝晩は冷え込みます。
皆様どうぞご自愛くださいませ。
では。